鼻歌
ここではロボット教室もやっています。
生徒がロボット組み立て中。毎回、部品をひとつづつ箱からガチャガチャ探している。
「必要な部品を最初に用意してしまいましょう。テキストにもそう書いてありますよ」
「でも、このほうがやりやすいし。」
(・・・いや、めんどくさいだけだと思う。)
「料理とかでも、必要な材料は先に用意してから始めるものです。」
「でないと、後で足りないものとか、探すのに時間がかか・・・」
「ふふん・ふ・ふんふんふーん♪」
「!??」
「フフン・フ・フンフンフーン♪」
(人が目の前で話している最中に鼻歌!?無視??、しかも2人しかいないのに!???)
(別に、自分がやりやすいならそれでも構わないし強制もするつもりはないけど、、、)
(私がまったくいないかのように、ご機嫌に作業続行しはじめてる・・・)
「ふふん・ふ・ふんふんふーん♪」
(ていうか、小4の鼻歌がドリフのエンディング曲?いい湯だな?渋すぎない?)
「フフン・フ・フンフンフーン♪」
(あ、わかった。ライン・モ・バ・イ・ルーのほうか。CM曲だし。)
「ふふん・ふ・ふんふんふーん♪」
(でも人が会話中に完全無視って、小学生ってこんなものだったっけ。)
「フフン・フ・フンフンフーン♪」
(いや、この子がちょっと特殊なのかもしれない。気長にうまくやっていくしかないかな。)
「いーい湯だーなー♪」
「やっぱそっちかーい。」
おわり。
当たり判定テスト
生徒がゲームを作っているところ。
自キャラを操作できるようにして、
敵キャラの動作が完成して、つぎは
敵の攻撃が当たった時の動作をつくります。
私が作り方を説明します。
そこを、そうして、、、そう。すると、攻撃が当たるようになります。
じゃあ、うまくいくかどうか、一度テストしてみましょう。
生徒が、実行してみる。
敵がきた。そこで、敵の攻撃がきた、、、、自キャラを操作して、、、
よけたー!!
よけたら意味ない―!!!
これが、結構何人かやってしまうようです。
ゲームの習慣が身についていて、体が勝手に動くのでしょうか。
おもしろいです。
時間感覚
生徒からの質問。
生徒「ここで背景を切り替えているのに、画面は変わらない。なんででしょうか?」
==プログラム==
最初の背景に切り替え
↓
次の背景に切り替え
=========
プログラムは一瞬で次の処理に移るので、少し待たないと早すぎて変わったように
見えない。
この場合は、間に『~秒待つ』を入れればいいよ。と伝える。
==プログラム==
最初の背景に切り替え
↓
2.5秒、待つ
↓
次の背景に切り替え
=========
2.5秒が最適・・・というのは、数百個プログラムを作ってきた私の経験からですが、
それは言わずに、自分で考えてもらいます。
生徒「じゃあ、10秒かな。」
私「え!10秒!?」
変な声が出た。いくら何でも長すぎる・・・いや、何事も経験。実際にやってみてイメージと違うことを知り、感覚をつかむことが必要!
生徒「その後に~の処理をいれてみました。見てもらえますか?」
え、見るの?まあ、了解。
生徒「実行!」
私「・・・」
生徒「・・・」
私「・・・・・」
生徒「・・・・・」
背景が切り替わり、処理が動く。
生徒「ほら!」
私「・・・(何が?)」
生徒「やっぱりこうしてみました。見てもらえますか?」
私「いや、その前に10秒は長すぎない?」
言ってしまった。しかし、生徒は気にしない。
生徒「実行!」
私「・・・」
生徒「・・・」
私「・・・・・」
生徒「・・・・・」
生徒「うん。OK。」
私「え、いいの!?」
その後何か追加・変更するたびに10秒の沈黙を経ることになる・・・
本人はOKらしい。
そうか、、、それでいいんだ。
時間の間隔の感覚が違うことを思い知らされました。
おわり。
大雨
本日は全国的に大雨。
ふと、表を見ると、生徒が外で立っている。
中に入るよう伝える。
今日は早くついたので、まだ前の人のレッスンやってるかなと思って、待っていたとのこと。
気にせず、中で待てばいいよと伝えた。
おそらく車で送ってもらって、いつもより早くついたので戸惑っていたのかなと思った。
その後、レッスン中に生徒と私のスマホから大雨警報が鳴った。
でも、ここは、小降りの雨になっていた。ほとんど止んでいる。ちょっと前まではすごい大雨だったけど。
…
レッスンが終わっても、まだ迎えがこないので、レッスンをもうちょっと続けた。
表をチラチラ見てる。まだ迎えが来ないなと、見てるのだろうと思った。
生徒「ここをこうしてみたので見てほしい」
最後の時間で最後の一人だし、ほぼ自由な感じでアレンジなどして待つ。
今日はちょっと早く帰りたかったけどしょうがない。
そんなこんなで15分経過。
まだ迎えが来ないなと思っていると、生徒がパソコンの電源を消そうとする。
私「あ、まだ迎えが来るまではいいよ」
生徒「え?今日、自転車できたけど」
…
…
…は?
え、大雨だけど?…来るときはちょうどほぼやんでた。
来たとき表で待ってたのは?…自転車で早くついて待っていただけ。
表をチラチラ見てたのは?…ただ、チラチラ見てただけ。
時間が終わってからも15分も自由にアレンジしてたのは?…自由にアレンジしてただけ。
…だまされた!
いや、だましてないけど。
こちらが勝手に勘違いしてただけだけども!!
おわり。
ブラインド
窓のブラインドカーテン。
必ず触ってグシャグシャにする生徒が一定数います。
共通しているのは、レッスンに集中出来ないところ。
なぜ、ブラインドが気になるのか?
触りたくなるのか?タッチ?
…
くっ
…
ブラインドタッチの練習はしたがらないのに!
おわり
興味なく聞く
一部の子供の特性で、自分から聞いておいて、こちらが答えている途中で遮って別の話に移る子供がよくいます。
わかってはいるけど、これが、なかなか慣れない。
キーボードタイピング練習中…
生徒「タイピング練習って、必要ある?どこで役立ちますか?」
私「すごく役立ちますよ。パソコン作業すべてにおい…」
生徒「みてみて、高速ミスタッチー!」
キーボード押しっぱなし、タイプミスカウント増大中…
私「ぐっ!この…」
こうなると、こちらの話はいっさい聞かない。言いたいこといっぱいあるのに!
生徒「タイピングって1分で100文字とか打てる人っているのかな?」
私「ある程度早い人なら、3…」
生徒「みてみて、高速ミスタッチー!」
くっ…もう見たよ!何の意味も無いよそれ。
タイプミス1000超えてるよ。ある意味すごいよ!
…
・興味なく聞くのか?
・その時は興味があって、すぐ別に興味が移るのか?無くなったのか?
・とりあえず、思いつきを喋っているだけなのか?
不思議。
巻き込まれ事故
兄弟(姉と弟)で教室に来ている子がいます。
自分の声を録音し、キャラクターに喋らせるというレッスンで何らかのエネルギーが爆発しました。
私「しゃべる内容は何でもいいよ。「あ~」でも「プログラミング!」でも」
弟「じゃあ、[録音]…○○(姉)のアホ!」
姉「はぁ?、じゃあ、[録音]…○○(弟)はもっとアホ!」
私「…」
弟「[録音]…バカ、アホ、ブス」
姉「[録音]…うっさいボケ、チビ、ハゲ」
弟「ハゲちゃうわ!」
弟が、姉の肩にグーで殴り掛かる。
まずい。
仲裁のために、間に体を割り込ませる。
弟のグーが私の背中にヒット。
痛い。結構力が入っている。
私「はいはい、では続きを進めましょう。録音した声をキャラクターにセットして。」
続きを進めようとしていたが、姉の方が怒りがおさまらないらしく、ホワイトボードのマーカーを手にして、弟の腕や服に線を描く。
弟「なにすんねん!」
姉に殴り掛かる。
私「ちょ、ちょっと、ストップ!」
間に割り込んだ時、背中は結構な力で殴られ、教室名のプリントされた私の制服シャツには線が描かれる。洗濯でとれるのだろうか?勘弁して。
そもそも、服に線を描いても困るのは弟ではなく、あなたたちのお母さんだと思うけど。
・・・
その後、何とか授業をすすめて、時間になったら2人で並んで帰っていった。
1時間の授業でこれだから、家ではもっと大変なんだろうな、、、
あと、「もっとアホ」は表現としておかしくない?と思った。