プログラミング教室でのあれこれ

パソコン教室、プログラミング教室を運営しています。面白さが伝わればと思います。

自由とは!?

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プログラミングの授業がある程度進んだら、オリジナルアニメを作ってみよう、という内容があります。

 

最低、背景は2枚切り替えしてもらいます。

 

これだけの指示で子供達はすぐに作り始めます。

何を作ればいいか思いつかないかもしれないので、例えば、このようなシーンでこういう表現はどうか、など用意していますが、まず不要です。即興でよく思いつくなと感心します。

 

で、自由に作っていいよと言ったところ、自由すぎる子があらわれます。

 

まず、キャラクタを選択し、絵を改修し始めます。頭を消去し、腕を切り取って頭のあった位置に置きます。

 

なに、その化け物。

 

他のキャラクターも追加してはパーツをバラバラにして別の場所に繋ぎ合わせます。

何らかの芸術作品が出来上がるのでしょうか?

 

しかし、肝心のプログラミング部分に入りません。ひたすら、絵を改修?し続けます。

 

我慢しきれず、言ってみます。

 

私「えっと、わからないところは、テキストのここを見て考えてみて、それでもわからなければ私に聞いて下さい。一緒に考えましょう。」

 

うなずく。

 

でも、その後、同じく絵の改修がはじまる。

しかもキャラが増えていくわけでもなく、一度描いて、また消してやり直しが延々とつづく。

 

我慢しきれず、言います。

私「えっと、どんなアニメを考えてますか?そのキャラをどう動かしてみる?」

生徒「…」無言

私「…」無言

時間になった。

生徒はさっとPCをシャットダウン。

早い。

生徒「ありがとうございました」

私「はい…じ…次回、続きをやっていきましょう。さようなら。」

 

自由って何だっけ?

私は一体どうすればいいのでしょうか?

 

続く…かもしれない。

 

 

 

お迎えの時間

普段、自転車で来ている子が、その日はお母さんに車で送ってもらっていた。

授業が終わって、まだ迎えが来ていないので、教室で待っていればいいよと、生徒に伝える。

 

その日最後の授業だったので迎えが来たら、後片付けして私も帰るつもり。

まだ来ない。ホワイトボード使っていいよと言うと、「絵しりとり」をしよう!と言ってくる。

え、今から…?

 

まあ…いいか。

リンゴの絵を描いてみた。

すかさず、生徒が黒い点々を書き始める。ゴマか…。

私「何を描いたか言っては駄目なんだっけ?」

生徒「駄目です。」

今度は、マスクの絵を描いてみた。

生徒「えーと、じゃあ、ク。ク。クは…」

 

…それは言ってもいいのか!

 

クリ、リス、スイカ…と進みます。

 

私「お迎えちょっと遅くない?連絡してみようか?」

生徒「買い物に行ってる。お母さんは買い物はいつも時間がかかる。2時間くらい!」

 

えぇぇ…

 

1時間授業だから、さらに1時間待ち…?

 

「おばあちゃんはもっと遅い。3時間かかる!」

 

…ふーん。そうですか…。

 

カニ、2位、イス、スマイル、ルービックキューブ、ブタ、太陽…

 

生徒「えーと、ウ。ウ…」

ウで、えらく悩んでいる。

 

生徒「どうしても下ネタしか浮かばないけどいい?」

 

私「いや、色々あるやん。動物とか、食べ物とか。」

 

下ネタって…おそらくアレでしょ。それって絵に描いても二通りの読み方が出来てしまうと思うけど…。ウン…。

 

生徒がしぶしぶ耳の長い動物の絵を描き始めたとき、お迎えがきた。

 

生徒の母「〇〇帰るよ! 先生遅くなってすみません。」

 

いや、聞いていたより30分程早かったよと、心の中で思った。

 

生徒「まだ、あとちょっとだから。」

生徒の母「早くしなさい!」

 

早く終わらせるために、生徒が描き終わる前に先に、丸を描いて、その横に「ぎんなん」と書いた。

言ってはいけないけど、文字を書いては駄目とは言ってなかったし。

 

ということで、無事終わりました。

 

もし、おばあさんの送り迎えだったら、要注意だなと思った。

 

おわり。


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嫌なこととは?

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クラッチのレッスン。

キャラクターの動作等色々の練習。

私「これが出来るようになったら、簡単なアニメやゲームが作れるようになります。」

私「では、まずはコレをやってみましょう」

生徒「やだ!」

私「自分なりにアレンジしてもいい…え!?今、なんて!?」

生徒「ヤダ!」

えーと…

ちょっと、相手の立場になって整理してみましょう。

 

まず、プログラミング教室にやって来ました。

教室に来て、パソコンの前に座りました。

そして、先生にプログラミングを説明してもらい、コレをやってみましょうと言われました。

ここで「やだ!」と言います。

 

…いや、その選択肢は思いつかない!

何しに来たの?じゃあ何をするの?

 

私「えっと、何が嫌なのかな。面白いと思うけど。とりあえずやってみない?」

・・・

 

話が通じない。

 

おそらく、学校でいやいややらされている勉強のような雰囲気か何かを感じ取ったのだろうか。パソコン、プログラミングは、苦手意識を持ってしまうのは絶対厳禁。強制はいけない。

 

私「わかった。じゃあ今日はやめときましょう。前にやった、別の、○○を…」

 

個別授業だから出来る技。

別の日には、すんなり出来てしまったりします。

 

いやー理不尽。

 

 

 

 

 

生徒への注意とポケモンGO

生徒には、教室に来たらまず必ず手洗いを実施してもらっています。

ある生徒がなかなか手洗いから戻ってこない。

見に行ったらすぐ戻ってきましたが、その後も心ここにあらずな状態。よく見ると、こっそりスマホポケモンGOをしてる!!

 

ここで、すぐにやめさせる…のではなく、わかっている大人の対応をします。

 

私「レッスンとポケモンGO両方するのは無理だから、今はレッスンはいいから、先にそのレイドバトルを終わらせましょう!」

 

急いで終わらせようとしている。

プログラミングにゲームは必要です。

ゲームが好きで、それが、自分でこんなゲームを作ってみたいとなり、その原動力からプログラミングの上達に繋がります。

 

レイドバトル後、

「別にこのポケモンはいらないけど一応。」

回転させてボールを投げる。ゲットしたみたい。

ていうか、いらないのかい。

 

 

レッスンに移る前に少しお話。

 

それにしても、うちの教室がレイド会場になってたの?と聞いてみる。

すると、ロケット団の気球がここに来てたとのこと。

…何?その機能?

思えば私も最初に話題になった頃から1年ほど続けていたけど、途中から苦行のようになってやめました。

だいぶ進化しているようです。

 

今更やり直してみる気にもならない。

うちの教室、ポケストップに申請してみようかな…

意味ないか。

 

おわり。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲームプログラミングを学ぶこと

子供向けにプログラミングを教えています。ゲームを作る内容でしたが、生徒が言い放ちました。

 

「僕はゲームを作るより、ゲームをするほうがいいや。」

 

えぇ…ちょ、それ…今教えてる私の前で言う…?

ていうか、この教室に通ってる意味は…?

いや…まあ、素直な感想ですね。

 

ちょっと動揺した出来事でした。

 

 

 

マインクラフトの授業化(検討中)

子供の生徒からの要望が多い、マインクラフトの授業化について。

1時間の授業の中で、どういう課題を与えどのように解決するのか、進め方を色々考えて、事例を調べたりして、検討しています。

 

ふと、生徒に聞いてみました。

 

私「マインクラフトで、これをこうしてみて、と言っても結局自分のやりたいことをして遊んでしまうんじゃないの?」

生徒「うん!!」

 

とても元気よく返事してくれました。

 

まだ、授業化は出来ていません。検討の日々が続きます。